C. Milton Warne 'Premier' AM/AOS
(C. Hybrida x C. Suavior)
12/31/2012 撮影
(C. Hybrida x C. Suavior)
12/31/2012 撮影
雑記
いつも見てるような気がするけどAM/AOS花にしてはあんまりきっちりと見ていなかったな
と反省する。花の無いときは双葉のひょろひょろした茎があっち向いたりこっち向いたり
してるのが個人的評価を下げているのかもしれない。開花株を会社に持って行ったら
激賞を受けてあらためて見直すきっかけになった。
花は中輪だが、何と言って白地にもラベンダーのスプラッシュが3箇所に入っているところ
が見所だろう。そのほか双葉系に良くみられるように、ラベンダー色の斑点が散っている。
この株は3輪付けている。株分けしてある別の鉢も同時に咲いている。
スプラッシュについてちょっと。購入時の元ラベルの説明に(PREOLIC)という記載がある。
Preolicとはあまり聞きなれない単語だし、普通の辞書で調べてもあまり出てこない。
実はこれ、ラン花の一部でリップの色、形状が他の二つのペタルに転写される現象
を言う。カトレヤ類、シンビジューム類に偶発的に例を見ることができる。偶発事象なので、
転写の度合いはそれぞれで異なり、極端な場合にはまるでリップが三つあるかのように
見えるものがあって、古くから貴重な特別株として知られている。多くのPREOLICはリップの
一部、特にリップの色とリップ形状の一部が転写されているものが多い。本株も事情は
同じことで、白地の花にラベンダーリップの色が鮮やかに転写されているのが分かる。
併せてペタルの先を見ると、元株のリップ(つまり本株のリップ)の形になっている
のが分かるだろう。いずれにしても珍しい現象には違いない。スプラッシュと言われる
花型の中に転写花がないか、気をつけて見てみると良い。 12/31/2012 記
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