2015年1月11日日曜日

ミニ・カトレヤ  (ラベル不詳)


ミニ・カトレヤ  (ラベル不詳)
撮影 8/11/2012





ミニ・カトレヤ  (ラベル不詳)
撮影 8/11/2012




ミニ・カトレヤ  (ラベル不詳)
撮影 8/11/2012




1茎2輪、9cm x 9cm、
リップは濃赤紫、喉奥黄色、赤筋あり。




お粗末にも違ったラベルが付いていることが判明。
おそらく株分け作業のときに間違えたのだろう。



手持ちのC. Imperial Wings 'Noble'に少し似るがペタルの形、
リップの縮れ具合、喉奥の黄色の調子が微妙に違う。


元株が開花するのを待って同定することにしよう。
こういう同定作業もブログを始める動機だったのだから、まぁいいか。 

 8/11/2012 記

Rth. 〔旧 Pot.〕 Burana Beauty 'Burana' HCC/AOS


Rth. 〔Pot.〕 Burana Bequty 'Burana' HCC/AOS
(Pot. Netrasiri Starbright x C. Netrasiri Beauty)
撮影 9/8/2012



Rth. 〔Pot.〕 Burana Bequty 'Burana' HCC/AOS
(Pot. Netrasiri Starbright x C. Netrasiri Beauty)
撮影 9/8/2012




Rth. 〔Pot.〕 Burana Bequty 'Burana' HCC/AOS
(Pot. Netrasiri Starbright x C. Netrasiri Beauty)
撮影 9/8/2012



Rth. 〔Pot.〕 Burana Bequty 'Burana' HCC/AOS
(Pot. Netrasiri Starbright x C. Netrasiri Beauty)
撮影 9/8/2012 

黄色に赤のスプラッシュの多花系中輪花として著名。AOSでHCC入賞花
草丈約20cm.、2枚葉の間から鮮やかなスプラッシュ花7,8輪を付ける。花付き良好。
丈夫で、植替え時の株分けでいつの間にかあちらこちらで開花している。

(本株はSF駐在時代、サンフランシスコのオーキッド・クラブ頒布会で入手した株)

斑入りカトレヤ


斑入りカトレヤ
(C. Sedlescombe x Cowaniae,  'Variegata')
10/24/2012 撮影

少し蕾がほぐれてきたので1枚スナップを撮っておいたのがこの写真。この判断、
結果的には貴重だった。このあと、蕾は二つとも開花をいやがってふちが変色しだした。
おそらく今回の完全開花は望めないだろう。
それでもこの段階での印象は細弁白花でリップの中心がピンク
のすっきりした清楚な花のようである。アグリーなんて言われたことに
腹立てたのか素直な開花は見られませんでした。
やっぱり一筋縄ではいかなかったなぁ。  10/31/2012記



斑入りカトレヤ
(C. Sedlescombe x Cowaniae,  'Variegata')
10/10/2012 撮影

〔雑記〕
斑入りカトレヤの小鉢に蕾が付いているのに気がついた。つぼみも薄緑で
斑入り葉のイメージに似ている。 とりあえず撮影しておく。

実は斑入り株を見つけて購入したとき、いたずら心で「どんな花?」と聞いてみた。
そしたら答えが恐るべし、「アグリー! (ugly 〔見難い〕)」だった!
強烈な印象だったので、密かに開花を楽しみにしていた。ようやくお目にかかれるぞ!
10/30/2012記




斑入りカトレヤ
(C. Sedlescombe x Cowaniae,  'Variegata')
10/10/2012 撮影


斑入りカトレヤ
(C. Sedlescombe x Cowaniae,  'Variegata')
3/20/2012 撮影


斑入りカトレヤ
3/20/2012 撮影

斑入り カトレヤ

斑入り洋らんで所有しているのは今のところこれひとつ。
2010年に所沢洋蘭会TAOSの蘭園巡り旅行でヒロタ・インターナショナルさんを訪ねた時に
目に入った斑入りカトレヤだ。とにかくきれいな幅広の黄色覆輪で、見ているだけで楽しくなる。

いたずら心で’どんな花?’と聞いたところ、困ったような顔されて、
「きっとアグリー?」だそうな。コレだけきれいな斑なら、花がなくてもいいほどだが、新芽の先に
ピンクの色素がはっきり出ている。きっと桃色系の花が咲くのだろうと想像している。
サンフランシスコのらん展巡りで気が付いていたことだが、あちらでは斑入りオーキッド
の人気が結構高い。特に中国系の人たちには抗しがたい魅力に映るようだ。
日本では”幽霊”などと低く見る人たちも居るようだが、斑入り植物の伝統は
我が国の伝統園芸(葉芸)の一つだった。葉の美しさを愛でる洋蘭の
楽しみ方があっても良いのではないか。保持者は秘蔵するだけでなく、
展示会などで積極的にその魅力を披露するのはどうだろうか。


追記

その後、見たところこれと全く同じ斑入りカトレヤの苗を実は2012年の世界らん展で
台湾業者から入手した。ラン展最終日午後、ごった返しの中で掘り出し物探りをしていたのだが、
コレに目を付けたときには結構高い値を吹っかけられた。すでに同様な株を所有している
余裕から、もう交渉止め、と離れると、泣かんばかりの熱心さで提示されたのが
いきなり1/3以下への値下げだった。おそらく掛け値なしの値段だったのかもしれないと思う。
その値段なら断る理由もないので、二株目の斑入りカトレヤが我が家の温室に
仲間入りした。邪道かもしれないが、時にはこんなハプニングもあるから
展覧会巡りは止められない、などといったら笑われるか。







Cycnodes. Wine Delight 'J.E.M.' FCC/AOS


Cycnodes. Wine Delight 'J.E.M.'  FCC/AOS, 10/1984
(Cyc. lehmannii x Morm. sinuata)
撮影 10/31/2012



Cycnodes. Wine Delight 'J.E.M.'  FCC/AOS 10/1984(Cyc. lehmannii x Morm. sinuata)
撮影 10/31/2012



Cycnodes. Wine Delight 'J.E.M.' FCC/AOS 10/1984(Cyc. lehmannii x Morm. sinuata)
撮影 10/31/2012

シクノデス属 ワイン デライト ’J.E.M.’ FCC/AOS


Cyc. lehmanii x Morm. sinuata

Cycd. Wine Delight 'J. E. M..'は1984年10月にAOSでFCCを獲得した有名花。
上石神井のオザキ園芸で2012年10月に開花株を購入。

シクノデス(Cycnodes)属はシクノチェス(Cycnoches)属と
モルモデス(Mormodes)属の属間交配種。

ワイン・デライト花は名前の通り印象的なレッド・ワインの深い色をもっている。
この色がシクノチェス属特有の太い緑色の幹と明るい葉色に映えることで、
人は特に美しく感じるのだろう。

シクノチェス系は緑、黄、茶系統の花が多い印象があるためか、ワイン・デライトの赤は
かなりインパクトが強い。FCCを受賞した理由の一つはまぎれもなくこの色にもあるのだろう。


〔雑記〕

栽培要領を調べてみると、開花後落葉した後は休眠に入るようで、
この期間渇き気味に保つことがポイントのようか。小さなプラポットに
柔らかく水ゴケで植えられているが、花が終わったら素焼・、水ゴケ植え
に変えてやろう。温度もそれほど神経質になることもなさそうで、標準の冬季
15度キープでよいのではないか。 10/31/2012記

Cym. Golden Elf "Sundust"


Cym. Golden Elf  "Sundust"
撮影 10/31/2012



Cym. Golden Elf  "Sundust"
撮影 10/31/2012


シンビジューム ゴールデン・エルフ ”サンダスト”


今から20年ほど前、米国で発売され売れまくっていた小型シンビ。
直立する葉姿の中からすっきりしたイェロー花のスパイクを何本も立ち上げる 
のが特徴で、大変な人気だった。

サンフランシスコ駐在時代から持ち越してきた数少ないシンビの一つだ。
日本に帰ってからあまり印象が無かったのは、シンビの培養に力が入っていなかったことと、
東京の気候が必ずしもシンビに適していないのかもしれない。温室を建設した
結果、カトレヤ系の生育環境に重点が移ってしまったことが最大の理由だろう。何十鉢のシンビ
はとても家庭用温室に収容しきれるものではない。どうしても棚下などに押し込められ、
虐待されることになる。 サンフランシスコではシンビは年中戸外で問題なく育てる
ことができたのが懐かしい。シンビとかマスデバリアなどは明らかに東京での
育成に向いてはいないようだな。    10/31/2012記

2015年1月8日木曜日

Cym. "秋がすみ”


Cym. "秋がすみ”
撮影 10/31/2012





Cym. "秋がすみ”
撮影 10/31/2012

シンビジューム ”秋がすみ”


庭植えシンビとかいうキャッチフレ-ズで最近ガーデンストアなどに出回っている
シンビジューム。花色も増えているようだが、求めた"秋がすみ”は咲き出しがグリーン花で
次第に白色に変わっていく。真っ直ぐなスパイクが多数伸びるところは、ゴールデン・エルフ・
サンダストによく似ている。いずれも東洋ランをベースに作出されたものなので
耐寒性に富む庭植えシンビとして売り出されたものだろう。実際に耐寒性を試して
みると、屋外放置でも枯れこそしなかったが、痛みは激しく、庭植えで年中放置
できるものではないと判断する。花自体はすっきりしていて、東洋らんらしい雰囲気を持つ。
10/31/2012 記

C. Penang 'Black Caesar' AM/AOS


C. Penang 'Black Caesar' AM/AOS
撮影 10/26/2012


C. Penang 'Black Caesar' AM/AOS撮影 10/26/2012


カトレヤ ペナン ”ブラック・シーザー” AM/AOS 1967


非常に濃い紫紅色の中輪、やや多花性種。 リップの黄目鮮明。秋咲き

サンフランシスコ駐在時代に入手した株。1967年のAM/AOS受賞と古い花だが
さすがにSOAのAM受賞花だけあって花色、花姿には申し分がない。
花径はやや小さく、大輪と中輪の間くらいだが、一般に数輪をつけるのでなかなか見応えがある。




〔参考〕 C. Penang 'Black Caesar' AM/AOS

Ctt. 〔旧 C.〕 Candy Tuft 'Taffy'


Ctt.〔C.〕 Candy Tuft 'Taffy'
 (C. Loddiaca x C. Dubiosa) 1970




Ctt.〔C.〕 Candy Tuft 'Taffy'
 (C. Loddiaca x C. Dubiosa) 1970




Ctt.〔C.〕 Candy Tuft 'Taffy'
 (C. Loddiaca x C. Dubiosa) 1970




Ctt.〔C.〕 Candy Tuft 'Taffy'
 (C. Loddiaca x C. Dubiosa) 1970



カトレヤ キャンディ・タフト ’タッフィ’


ラン栽培を始めた頃から、(母や留守家族の手当のお陰で)、何度かの海外勤務にも
良く耐え、我家で40年近く咲き続ける最古参株のひとつ

すっきりした薄ラベンダー色の中輪花。現在でも一部の交配親として使われている
ことに気付くことがある。40年の虐待に良く耐えて、11月くらいになると
何鉢もの花が一斉に開花してくれる。
11/18/2012 記


Rsc. Memorial Gold 'Canary'




Rsc. Memorial Gold 'Canary'
撮影 11/18/2012




Rsc. Memorial Gold 'Canary'
撮影 11/18/2012





 Rsc. Memorial Gold 'Canary'撮影 11/18/2012

リンコソフロカトレヤ・メモリアルゴールド ’キャナリー’







Dendrochilum filiforme


Dendrochilum filiforme
12/31/2012  撮影




Dendrochilum filiforme
12/31/2012  撮影



Dendrochilum filiforme
12/31/2012  撮影

雑記

フィリフォルメはご覧のように極細い花茎を成長を終えた新株の頂部から伸ばし、薄いオレンジ色の
花鎖を12、3cmの長さに垂下させる。一つ一つの花は1mm程度か。2列の花がゆるく捩れながら
きれいな鎖を作る。実はこのフィリフォルメ、あまりに放置が過ぎて昨年消失寸前。乾燥が
過ぎたのが原因とは理解していたので、取った対策がプラ鉢に水ゴケ植えとはちょっとやり過ぎ
だったかもしれない。そのせいか今年の新芽発生はただ一つ、ちゃんと咲いてくれはしたものの、
栽培としては完全な失敗です。今年は少し暖かくなったら平鉢に水ゴケ植えにしてみるつもり。
少し大きめの平蜂なら頻繁に植替えをする必要も無く、湿度を維持するのにも有利なのではないか、
という直感がする。  12/31/2012  記



Dendrochilum filiforme
4/15/2012  撮影



デンドロキラム・フィリフォルメ

デンドロキラム属は東南アジア、インドネシア、フィリピン、ニューギニア等に渉って120種ほどが
広く分布する。どうやら十分分類しきれていないいないようで、カタログには良く”山採り品、種名不詳”
などと記載されているのを見かけることがある。分布範囲から想定されるように湿潤なジャングルで
樹肌に付着しているもののようである。空中湿度を高めに保つと良いようで、水ゴケ植えにすれば
栽培は容易である。気温はやや高めが好きなのだと思う。温室内で周りのカトレヤ類の栽培環境に
合わせてしまうと気が付くと気の毒なことになってしまうことを何回も経験している。

デンドロキラムの魅力は何と言っても極微細な花をまるで鎖のように長く垂らして風に揺られている
様だろう。花芽は伸張してくる新芽の先から細い花穂を長く伸ばして咲く。極細の花穂なので穂の
重さから必然的に花は長く垂れ下がることになる。花付きが良いので、一鉢に何本もの花穂が
賑やかに揺れる様は誰でも育ててみたいと感じるのではないだろうか。入門品種として優れた蘭だと
思う。花色は白、黄、ピンク,オレンジと様々。株の大きさも極小形なものから、30cmを越える
堂々としたものなど様々で、いろいろ集めてみたくなる。中には鎖型の開花をせず、まるで糸のような
葉の先に白い白玉のような小さい花をぽつんと咲かせるものもある。思わず、何でこれが蘭なんだと
首をひねるようなデンドロキラムもあります。  12/31/2012  記